この間カウンセリングに行ったら、心理カウンセラーに「あなたが考え方を変えれば良い」と言われました。
私はどこも悪くないのに、どうして「私が変われ」と言われなければいけないのでしょうか?
カウンセリングの状況がわからないので予測の範囲でのお答えとなりますが、そのカウンセラーさんは「一番確実で手堅い方法」として「これまでとは違う考え方」をしてみることをご提案されたのではないでしょうか?
今現在の状況を作っている要素には、環境、認知、行動、身体、感情、基礎スキル、防衛策などがあります。
これらの要素はお互いに影響を与えながら変化しますので、どれかの要素が変わればそれに影響されて他の要素も変化します。
つまり、これまでとは違う新しい考え(認知)を考えてみることで、現在の状況になんらかの変化が起きるということなのです。
そして、認知や行動については自分の意思によってコントロールしやすい要素なので、現在の状況を変えたい時にアプローチすることが多いのです。
ただし、どうしてもこれまでとは違う考え方をしたくない場合は、無理にする必要はないと思います。
全ての要素が影響を与えあっていますので、その他の要素へのアプローチをしてみましょう。例えば環境(部屋の模様替え、引っ越しetc)や身体(健康増進、運動量の増加etc)などへのアプローチです。
こうした要素も今の状況に影響を与えていますので、「やりたい」「やってみたい」と思える要素から先にアプローチするようにしてみてください。
自分でも思いがけない心境や考え方の変化が起きると思います。