Q ハンドルネーム一人っ子さん
私はいつも人から用事を押し付けられてしまいます。
「なんで私ばっかりなの?」っていつも思います。
でもどうしても断ることができず、1人で用事をやっているとき涙が出てくることがあります。
どうしたら用事を押し付けられないようになりますか?
A 心理カウンセラーより
人からの頼みごとを断れず、嫌な時もツイツイ引き受けてしまって、後から1人で辛い思いをしている人は少なくありません。
そしてその多くの人が「私の性格だから・・」とあきらめて、そんな毎日に耐えています。
しかし、「性格のせい」と決めつけて諦めてしまうのは、とてももったいないことです。
なぜなら、それを改善する方法があるからです。
まずは「なぜそうなってしまうのか?」を論理的に理解し、その改善方法を知って改善の取り組みを続けてください。
無理な頼みごとをされてしまう代表的理由
- 頼みごとを断ったことなないため、相手からすると頼みやすい
- 頼みごとを断ったことなないため、人の役に立つことが好きだと思われている
- 頼みごとを断ったことなないため、頼みごとをする人間とされる人間に役割分担がされてしまっている
- 断ると人間関係が悪化したり、嫌われてしまうと思い込んでいる
- 自分に自信がないため、相手の望みを叶えてあげないと嫌われたり、重要視されなくなると思い込んでいる
- 断り方がわからない(断るスキルがない)
- なだめ行動(不安な時にする仕草)が多く、自信がなさそうに見えるため頼みやすい
- 自信を表す仕草が少ないため、相手からすると押し切りやすい
- 「頼みごとをされる」ことと「緊張」が条件付けされて、頼みごとをされると強い緊張が起こり、何を言って良いかわからなくなる(自分らしく振る舞えない)
- 体が小さかったり筋力が弱いため、強いという感覚(自信につながる感覚)が弱く、いつもオドオドしている
- 普段から不安や緊張などのネガティブな感覚を感じることが多く、安心、安らぎ、リラックスといったポジティブな感覚を感じることが少ないため、断る時にネガティブな感覚に飲み込まれてしまいやすい
理由はまだまだ考えられますが、多くの場合はこれらの理由が複合しています。上
記の例で言えば、4以降の理由が該当する場合は、それを解消するために、考え方を見直したり、スキルを磨いたり、身体的感覚を変える取り組みをしたり、生活習慣を見直したりすることで、その理由を解消することができます。
また、1〜3は4以降の取り組みを行った上で、「現実の必要な場面」で断れる場面(断りやすい場面のランクづけをして)を増やしていきます。
最初それをするのが難しい場合は「イメージなどを使って」断ることで、イメージリハーサルなどを行って、自信をつけてから取り組みます。
大切なことは、「性格のせい」と決めつけないで理由を明確にし、取り組めるところから改善の取り組みを行うことです。
自分で原因が分析できない、取り組み方が割らない、取り組みが続けられないという方は、プロの指導のもとで取り組みを行ってみてください。
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