結果を求めること
頑張ったらその分結果が欲しいと思うのは悪いことではありません。
「結果が欲しい」と思う分、もっと頑張ろうと思えるからです。
しかし、「結果だけ」を追い求める癖がついてしまうと、色々な問題を抱えてしまうことが多いようです。
なぜなら、どれだけ頑張っても「結果が出ない」「上手くいかない」ことがあるからです。
あらゆることを「結果だけ」で判断するようになってしまうと、「望んだ結果が出なかったこと」を受け入れられなくなって、その結果「難しいことはしない」「チャレンジはしない」「自分が嫌だと思っても人が良いということをする」etc・・ようになってしまいます。
しかし、どれだけ失敗を避けようとしても、どれだけ他人に合わせても、やはり結果が出ない時は出ないのです。
- チャレンジしないことで成長の機会が激減します
- 人に合わせ続けることで「自分のやりたこと」がわからなくなってしまいます
- 自分で選択しないことで「さらに失敗を受け入れられなくなる」か、自分の感情と向き合うことができなくなって「悲しみ」「後悔」といったネガティブな感情を感じられなくなりますが、「喜び」「ワクワク」といったポジティブな感情も感じられなくなってしまいます
「結果を求めること」が悪くて「過程を大切にすること」が良いということではありません。
「今の自分」にとって「結果を求めること」と「過程を大切にすること」のどちらが役に立つかを時折チェックする必要があるということです。
なぜなら、人は経験によってドンドン変わってくのですから、昔役に立ったことが今も役に立つとは限らないからです。
- 自分を追い込み結果だけを求めていくことが今の自分を最大限に活かしてくれるでしょうか?
- 結果を考えず今自分が取り組んでいることを大切にしながら楽しむことが、今の自分を最大限に活かしてくれるのでしょうか?
- 結果を望みながら今できることに懸命に取り組むことが、今の自分を最大限に活かしてくれるのでしょうか?
意識の上で、「結果を求めること」と「過程を大切にし、楽しむこと」の割合をどれぐらいにして、どんな言い回しを使うと、心の状態が活力にあふれてくる(フルネス)でしょうか?
今、現在絶好調なら何も考える必要はありません。
今の考えを大切にしてください。
でも、もし行き詰ったり、生きづらいと感じて不調だなと感じているなら、
- 結果にこだわり過ぎていないか?
- 完璧にこだわりすぎて進歩や改善を評価していないのではないか?
- 過程にこだわり過ぎていないか?
- 楽しむことにとらわれていないか?
など、チェックする機会を作ってみてください。
たったそれだけのことで今の状態が大きく変わるかもしれません。