反論しようしても良いのです
反論すると人と衝突したり嫌われてしまうと考える人は多いようです。
反論する相手が上司や目上の人ならなおさらです。
その結果言うべきことが言えずに問題を抱えてしまったり、不満を溜めてしまうのです。
しかし、本当に反論すると相手と衝突したり嫌われてしまうのでしょうか?
確かに反論することで相手と衝突したり嫌われてしまうこともあるでしょう。
しかしほとんどの場合、反論したことではなく、必要以上に相手をやり込めてしまったり、相手の立場やプライドを傷つけてしまった結果、相手と衝突したり嫌われてしまうことになっているようです。
うまく反論するためのポイント
- 相手の話を十分に聞くこと
自分の思い込みや誤解によって反論してしまわないために、まずは相手の話を十分に聞きましょう。
自分が十分に理解できたと感じるまで色々な角度から質問をして、相手の話の中に矛盾や問題点が潜んでいないかを考えましょう。
また、相手のの話を遮らないようにしましょう。 - 話題や言葉そのものの定義を確認しよう
それはどんな意味ですか?図に書いてもらえますか?など、より相手の話題や使っている言葉をより深く理解するための質問をすることで、矛盾や問題点が浮かび上がってくることが少なくありません。
- 無駄な反論はしないこと
相手の話を十分に聞いて、矛盾や問題点が浮かび上がってから反論することで、相手の感情を逆なでするような無駄な反論をしなくても済みます。
反論するポイントできるだけ絞り込みましょう。 - 動かしようのない事実を伝えましょう
過去の事例や統計上の数字などのデータを上手に利用して、事実を淡々と積み上げましょう。 - しっかり準備をしましょう
その場で即座に反論しなければならないことも少なくありませんが、準備する時間があるときはデータをしっかり集めて準備をしておきましょう。 - 反論の後には代案を出しましょう
ただ相手を否定するだけでは相手は納得できないですし、気持ちの落としどころが見つからなくなってしまいます。
相手の考え方を反映する形で代案を作ることができるとなお良いでしょう。 - 自分の考え方や代案についての問題や矛盾があれば受け入れましょう
自分の考え方や代案の中に問題や矛盾があれば冷静に受け入れましょう。
相手の考え方と自分の考え方を調整してより良いものを生み出すチャンスです。 - 権威や信頼のある人の言葉や考え方を使ったり、実績を紹介しよう
権威や信頼のある人の言葉や考え方を使ったり、実績を紹介することはとても有効です。
反論に客観性が加わり「自分だけの意見ではない」と相手に伝えられます。 - 議論が平行線になったら休息をとろう
議論が平行線になったらそのまま続けても意味がありません。
一旦休息をとって問題点を整理し議論の的を絞り直しましょう。
その時に、自分が有利になる問題点的を絞り直すことで自分にとって不利になる問題点が焦点から外れてしまうことも少なくありません。 - 相手の立場を考えよう
反論するときは相手の立場に配慮しましょう。
例えば上司アイデアの矛盾を指摘する時に、大勢の前で指摘するのではなく、個人的に時間を取ってもらって上司がみんなの前で不快な思いをしないように配慮しましょう。 - 言い方や言葉を選びましょう
サンドイッチ話法など相手の気持ちに配慮する話法を使ったり、「それはいいですね、しかしここのところは~と思うのですがいかがですか?」など、受け入れられるところは受け入れて自分の考えについての意見を求めてみたり、「それは悪くないですね」など二重否定ではなく「それもいいですね」と肯定的な言葉を使うように心がけましょう。 - 相手の考えの良い点も指摘しましょう
その○○という点は着眼点が素晴らしいですね。
ただ私としては△△の部分が気になるのですが?
どうお考えですか?
このように良い点については積極的に指摘して称賛するようにしましょう。
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