脚(足)が表現する愛情
人は誰かといて心地よいと感じていると、脚(足)の動きや形が相手と同じになってくる傾向があります。(ミラーリング)
特に、男女間では気持ちが高まった時、互いの脚と脚を優しく触れ合わせて親密なコミュニケーションをはかろうとします。
少なくとも、互いの脚を近づけようとします。
例えばうまく話せなくて困ってしまった時、テーブルの上で上半身は椅子にもたれかかったりして距離を取っていても、相手に好意を寄せている場合は脚の位置は相手に近い場所に置いたままになっています。
反対にテーブルの上では笑顔が絶えず話が弾んでいても、テーブルの下を覗いた時脚の位置が遠ざかっていると、相手と親密になりたくないと感じているはずです。
嫌いな人やあまり親しくない人と、テーブルの下で脚が触れあった時、不快に感じてあわてて引っ込めた経験は誰にでもあるものです。
つまり、関係が良好な場合は脚が触れ合うことを心地よいと感じ、テーブルの下の脚の接触回数は増加します。反対に関係が険悪な場合は脚が触れ合うことを不快に感じるためテーブルの下での脚の接触回数は減少するのです。
脚は生殖器に近い場所にあるため、その動きは相手(特に異性への感情)を良く表します。
男女が2人並んでいて、つま先に靴をぶら下げてユラユラ揺らしたり、もて遊ぶのもこうした感情につながっています。
好きな相手と一緒にいて心地良いと感じている女性は靴をもてあそぶことが多いようです。女性が足をブラブラさせて靴をもて遊ぶと動きが生まれるため相手の注意を引くのです。
足をブラブラさせるこの仕草は「私を見て」と主張していという主張なのです。
ただし、この行動は女性が不愉快になるとすぐ止まってしまいます。
女性の足元は異性への心の状態をよく表すということです。
相手は自分に足先を見せて脚を組むことで、脚で自分との間に壁を作らないようにしている。
相手が膝側を見せて脚を組むことで、脚で自分とので壁を作っている。
また、人は外部からの何かの刺激があると、「①脚を使って好きなものや人に脚を受け入れたり」、「②嫌いな(信用しない、よくわからない)ものや人を拒んだり」します。
例えば椅子に座って並んで座っている時は、①②を組んだ脚によって行います。
ポイントは組んだ脚の方向です。
- ①の場合、組んでいる脚の上側の足が相手に向いています。
- ②の場合は、組んだ脚の上側の足が話し相手と反対の方に向いています。膝で壁を作って相手を拒もうとするのです。
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