認知行動療法
認知行動療法で用いるテクニックをマスターして、自分の意志で望んだ自分になっていきましょう。認知行動療法には潜在意識に影響を与え自分の望んだ自分になっていくためのテクニックが沢山存在します。テクニックですから繰り返し、繰り返し練習して自分のスキルとして定着させる必要はありますが、使いこなせば効果は抜群です。テクニックについて知り繰り返し練習することで自分が望んだ自分になっていきましょう!!
行動のパターンと心の関係
ある状況や環境になった時、何かの出来事に出合った時、何か問題が起きた時にどう対処するかはパターンとして大体決まっていて、そのパターンでうまく対処できない時はそのパターンを激しく繰り返すという対応(反応バースト)がほとんどです。
問題解決が上手い人は何か問題が生じた時に何通りかの対応方法を考えだし試すことが上手いのです。
問題が起きた時自分がどんな行動をとっているかを知った上で別の行動パターンはないかを検討する習慣を身につけましょう。
行動パターンが変わると結果が変わってきます。結果が変わると気分が変わり頭に浮かぶ考え(自動思考)も変化します。
行動変換記録表
ブレイン・ストーミングをしよう!!
別の行動パターンを見つけるためにブレイン・ストーミングをしましょう。「ブレイン・ストーミング」は、新しいアイデアを出したり、新商品や新企画を考えだす時に良く用いられる方法です。
人は考えを口に出す前に、「こんなこと言ってもなぁ」「それはできないよ」「こんなこと言ったら馬鹿だと思われる」・・など恥をかいたり、嫌な思いをしないように思考を選別してから言葉にするものです。この方法は良好な人間関係を保つのには役に立ちますが新しい考えを産み出すときは邪魔になります。人には思考のスイッチのようなものがあって営業マンが良く使う「イエスセット」(同意できる簡単な投げかけを繰り返すことで目的の提案を受け入れやすくさせる)「ノーセット」(同意できない簡単な投げかけを繰り返すことで、目的通りノーという反応を引き出す)なども、そのスイッチを利用したものです。
新しい考えやアイデアを出すときは、とにかくたくさん出すことで考えやアイデアを出すスイッチをオンにするしましょう。バラエティーに富んだ考えやアイデアが出るようになります。
ブレイン・ストーミングでは、「質より量」を重視し、思いついたことは全て言葉にします。そして出てきた考えやアイデアを後から一定の基準(例えば、実行コスト、時間、面白さなど)で選別するという方法です。何名かでやるときは他者の考えやアイデアは絶対に批判したり判断したりしないでください。ブレイン・ストーミングの最大のポイントは後から選別するということです。途中で批判したり判断したりすると「考えやアイデアを出すスイッチ」がオフになり出にくくなってしまいます。上手にブレイン・ストーミングを利用して新しい行動パターンを考えてみてください。