コミュニケーション基本の基本

コミュニケーションは、その「スキル」や「能力」高さによって、その質(快適さ、心地よさ、相互理解)などが決まるものだと思っている人は少なくないようです。ただし、コミュニケーションの「スキル」や「能力」高さはコミュニケーションの質に大きな影響を与えます。しかし、その質を高めるために「スキル」や「能力」高さより、もっと基本的で大切なことがあります。

コミュニケーションの要素

コミュニケーションは言葉で行うものだと思っている方は少なくないようです。心地よいコミュニケーションを実現するために、「上手に話そう」「何を話したらいいんだ?」と言葉選びになってしまう人も多いのです。

コミュニケーションを作り上げている要素は言葉だけではありません。人は言葉以外の要素をふんだんに使ってコミュニケーションを行っています。

コミュニケーションの要素

言葉という要素によるコミュニケーションをバーバル(コミュニケーションの10~30%)、言葉以外の要素によるコミュニケーションをノンバーバル(コミュニケーションの70~90%)といいます。

仕草や身振り手振りという要素もノンバーバルのひとつです。

ノンバーバルによる意思伝達は人間が言葉を獲得する以前から行われ続けているので、人間の本能的な部分と直結しています。

DNA

鳥が親から何も教えてもらわなくても時期がくるとその種特有の巣づくりができるのは知識が遺伝する証拠ですが、ノンバーバルコミュニケーションの知識も遺伝情報として子孫へと受け継がれ続けているのです。