相手の問題解決を援助するコミュニケーション
ではどうすれば相手の問題を奪わず、自立心を育てるコミュニケーションがとれるのでしょうか?
大切なことは言葉のキャッチボールをすることです。
言葉のキャッチボールを促す聞き方
まず、受動的な聞き方としては、相槌を上手にうったり、体を相手に近づけたり、相手の目を見たり・・相手の話に興味を持っていることを体全体で伝えましょう。(ノンバーバル)
そして、以下のように聞いてみましょう。(能動的な聞き方)
- 繰り返す
彼女と喧嘩したのか - 言い換える
彼女とうまくいっていないんだね - 気持ちを読む
彼女のことで悩んでいるんだね
重要なことは、まず「相手をホッとさせること」「相手を安心させること」です。
否定されたり、馬鹿にされたり、冷たく扱われたり、批判されたりせず、自分の心を受け止めてもらえるんだという安心感を相手に与えることを心がけてください。
話の中で結果や結論を出す必要はないのです。
特に男性は会話に結果や結論を求めがちですが、相手が問題を抱えたり、ネガティブな心の状態にある時は、結果や結論よりも会話のプロセスで、受け止めてもらった、わかってもらったと相手が感じられることが大切です。
会話がしり切れトンボで終わったとしても良いのです。
自分で考え、行動できる状態まで導いてあげることを意識してください。
大切なことは「相手の気持ちにできること」です。
すべての話に共感する必要はありませんが、相手の話の中から「共感できる点」を引き出せるように相手の話を懸命に聞いてください。
このタイプの会話方法は、相手が問題を抱えていたり、ネガティブな心の状態にある時に有効です。
相手が問題を抱えていない状態で相手がポジティブな状態の場合は、この会話方法をまどろっこしく感じてしまいます。
使う場面をよく考えて使ってください。
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