今の気持ちをお聞かせください

初期のカウンセリングでは、ご相談者が現在抱えている苦しさや辛さを心理カウンセラーと共有できるように、ご相談者の考え方や感じ方を心を込めて聴かせていただきます。よく「感じたままを話すと叱られるのではないか?」と心配される方がいらっしゃいますが、心理カウンセラーの仕事は物事の善悪を判断することではなく、どうすれば御相談者の心(状況、問題)が改善(解消)するかについて、ご相談者一緒に見つけることが仕事ですから、心理カウンセラーがご相談者を叱責したりすることは一切ありません。安心して感じたままをお話しください。

問題が限定されている場合や心理的背景を改善する必要のない場合は、1回のカウンセリングで気分が改善し、前向きに人生に取り組めるようになる方もいらっしゃいますその後必要であれば気分の落ち込みを改善することを目的としたカウンセリングを行います。

気分の落ち込みが継続する原因

ストレスによる心身へのダメージ>回復力

ストレスによる心身へのダメージと回復力のバランスが崩れていることです。もちろん自分ではコントロールできないような諸問題もありますが、多くの場合このの点を改善することで落ち込みの継続から脱出できる場合が多いです。

ストレスについてもっと知りたい

スキル向上で対処する

  • 対人関係がもとになっている場合 ⇒ コミュニケーションスキルの向上に取り組む
  • 問題への対処が苦手な場合 ⇒ 問題解決スキルの向上に取り組む
  • ストレスへの対処法が苦手な場合 ⇒ ストレス対処スキルの向上に取り組む
  • リラックスすることが苦手な場合 ⇒ リラクセーション能力の向上に取り組む

など、何かのスキルが不足していることでストレスが継続している場合は必要なスキルの向上に取り組みます。

虹に向かう男性

認知行動療法で対処する

認知行動療法で思考や認知・行動の癖を知り修正するでも対処できます。落ち込み・落胆といった感情は、その場面のその人の認知(思考やイメージ)の癖によって生まれています。そしてその結果生じる行動によって、さらに強いものになります。自分の認知や行動の癖やパターンを知り、それを見直し修正したり、そうした認知や行動パターンを作り上げてきた出来事を見直し認知しなおすことによって、問題になっている気分や感情が緩和されていきます。

ワークや練習で対処する

落ち込みが継続する人は自分に対する評価(セルフイメージ)の低い方が多いようです。そうした場合は、イメージング、協力催眠、セルフイメージをあげるワーク(課題)などを通してセルフイメージをあげる取り組みが効果を発揮します。

条件反射に対処する

感情が生じるもう1つの原因は「条件反射」です。いつも自分を責めて落ち込んでいると、どこにいても「落ち込みが」が継続してしまい「落ち込み」が慢性化してしまいます。しかし「自分を責める」ことをやめるのも中々難しいものです。自分を責める方法や場所、時間などを限定して自分の自責の念との付き合い方を見直していきます。また自分を攻め始めた時の対処法を身につけていきます。必要であればトラウマをケアする心理ワークを行ったり、その人に必要な心のケアを行っていきます。