人と比べること

他者との比較の中で自分の価値を見出そうとする人がいます。
そしてそれを基に優劣をつけようとします。そんなことをすると、程度の差こそあれ優越感に浸る人、ホッとする人、劣等感に苛まれる人に分かれてしまいます。
星の数ほど種類ある人の価値のたった一つの価値の優劣に一喜一憂するのです。

もちろん人と比べることで心が満たされ、充実し、人として進歩・成長できるなら、そうすることも良いのでしょうが、多くの場合、他者との比較はうぬぼれや停滞、劣等感などネガティブな感情を生み出して、自らのパフォーマンス(心の状態とパフォーマンス)を低下させてしまいます。
人は生まれた瞬間から全く違う条件の中で成長していくのです。
遺伝子はもちろん、家庭環境、見るもの、聴くもの、興味を持つもの・・あらゆることが異なっています。もちろん、何事にも例外はありますが、ほとんどの人は得意なことがあれば苦手なことがあって、苦手なことがあれば得意なこともあるのです。

あらゆることに優れている訳ではありません。
そして得意なことも苦手なこともバラバラなのです。

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他者との比較をすることで、もしあなたの心の状態がネガティブに傾いてあなたの持っているパフォーマンスが低下しているなら、あなたは低下したパフォーマンスで生きていかなければならないことになります。
本当は達成できることさえできなくなってしまうのです。
大切なことは100%の自分のパフォーマンスを引き出し、そのパフォーマンスで自分の人生を十分に生きることです。
もしあなたが、他者と比較することでネガティブな心の状態になっているなら、自分の得意なことを思い出してください。
どうしてもわからないなら誰かに聞く勇気を持ってください。

一番大切なことはあなたが自分の価値を十分に理解していることなのです。