人を恐いと感じてしまう人へ

人は生残るために様々な防衛策を編み出しながら生きています。
例えば、搭乗していた飛行機が大事故体験し、奇跡的に助かった経験がある人は、もう二度と飛行機に乗りたくないと考えて、飛行機に乗らない方法を探すでしょう。

それまでは気にならなかった飛行機関連の事故の情報が次々に耳に飛び込んできて、飛行機が危険な乗り物であると、より強く感じるようになっていくでしょう。
一度「飛行機は危険だ」という信念(ルール)が定着してしまうと、それと一致した情報を無意識に探してしまうようになるからです。

心害

「人が恐い」と感じてしまうのも同じ理由です。
人間関係で酷く傷ついた経験がある人は、人と関わりたくないと感じて人を避けるようになります。

「人間=恐い」という信念が出来上がってしまったからです。
その信念と一致した情報ばかりを無意識に探してしまうので、人がドンドン怖くなってしまいます。反対に人の優しさや温かさについての情報が見つからなくなってしまいます。

本能として「他者と関わりたい」という気持ちも消えませんが、毎日「人が恐い」という情報ばかりを見つけてしまうのです。
「他者と関わりたい」と「人が恐い」いという、相反する思いの中で常に孤独を感じるようになってしまうのです。

悪循環から抜け出すために

優しい子供とおばあちゃん

  1. 「人間=恐い」という信念に反する情報を集める
    無意識に「人間=恐い」という情報を集めてしまうので、意識して人の優しさや温かさを探し見つける習慣を身につけていく必要があります。
  2. 人の優しさや温かさから生まれるものについて考える
    様々な体験を「優しさや温かさから生まれている(起こっている)」という視点からのだと考える習慣を身につけていく必要があります。
  3. 人が好きな人の真似をする
    人が好きな人の真似をしてみましょう。
    そうすることで他者から優しさや温かさを引き出す言動を身につけていきましょう。

「人間=恐い」という信念が強い間は、それに反する情報を集めることをとても難しく感じることでしょう。
しかし繰り返し繰り返し続けることで次第に上手になっていきます。

現実の場面で「難しい」と感じる人は、最初は映画や小説の芸術や歴史・伝記などを通して1、2を行うと良いでしょう。
客観的に、恐怖心を伴わずに実践することができるので、とても良い練習になるはずです。認知行動療法を取り入れていくのも効果的です。

また3はここからお伝えするコミュニケーションスキルを向上させていくことで、スキルとして学び、練習することで上達するでしょう。