セルフイメージとベーシックプレジャー

結果を左右するパフォーマンス・レベルは、才能と基礎スキルの高さに心の状態を掛け合わせた形で決定します。才能という要素は変えることができないので、パフォーマンス・レベルを向上させるためには、「基礎スキルを向上させること」と「心の状態をフルネスに保つためのアプローチ」(アクティベーションスキル)によって行う必要があることは、これまでの説明でご理解いただけたと思います。いくら練習を重ねて基礎スキルを必死に磨いても、環境や条件を整えても、心の状態がアンフルネスなら良い結果は期待できません。

ベーシックプレジャーの働き

(才能+基礎レベル)✖️心の状態 ≒ パフォーマンス・レベル ⇨ 結果

セルフイメージについて

心は氷山のようなものです。海面に出ていて見える部分(セルフイメージ)と海の中にあって見えない部分(ベーシックプレジャー)に分かれます。
セルフイメージの大きさは自分をどう感じているかを表していて、感情の影響を受けて絶えず大きくなったり、小さくなったり変化しています。

セルフイメージとベーシックプレジャー

感情とセルフイメージの関係
  • ポジティブな感情はセルフイメージを大きくます。
  • ネガティブな感情はセルフイメージを小さくします。

人は1日を通して様々な感情を感じながら、セルフイメージを大きくしたり小さくしたりしながら毎日を過ごしています。セルフイメージの大きさはフルネス度に強い影響を与えます。ベーシックプレジャーは潜在意識の中に存在するルールや思い込み、価値の基礎基準のひとつで、心地よいと感じる出来事、状況の方向性や質を決定するものです。ベーシックプレジャーに沿った言動ををとることで、心地よさを感じるのでセルフイメージが大きくなって、高いパフォーマンスを出せるようになります。

今回の用語
  • ベーシックプレジャー    = 何を心地よいと感じるか決定
  • セルフイメージ       = ベーシッックプレジャーに従うことで大きくなる
  • セルフイメージの大きさ   = 心の状態を決定する
  • 心の状態          = フォーマンスレベルに強く影響する