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腕から気持ちを察する

コミュニケーションアドバイス

その人の腕の動きを普段から観察して、その人の腕の基本的な動きを覚えおくと、その人の気持ちを察することができるようになります。
その人がどんなふうに感じているかを腕の動作から見分けられるからです。

  • お父さんが仕事から帰宅した時の気持ちがわかります。
    ストレスが溜まっていたり、落ち込んでいたり、悲しい時は、肩が落ちて腕が体の横にダラリと垂れ下がっています。
    腕と気持ちの関係を知っいれば、その時ちょっとした心遣いで元気付けることができるようになります。
  • 人に出会った時の気持ちがわかります。
    ずっと会いたくて会えなかった人に再会した人は、両腕をまっすぐ前に伸ばすでしょう。
    「もっと近くに来てよ。ギュッと抱きしめたいの」という気持ちを腕が表しているのです。
    親が幼い子どもをやさしく抱きしめる時の温かな気持ちと同じです。重力に逆らって、急所(お腹など)を解放して無防備な状態で相手に腕を伸ばすのは、心からの好意を表しています
    歓迎する女の子
  • 本心から喜んでいないことがわかります。
    一見喜んでいるように見えても、本心から喜んでいない時は腕を両脇につけた状態で、肘から先だけを前に出すことでしょう。
    相手を人をあまり好きでなかったり、心から歓迎していない時は、肘を体につけていつでも急所を守れるように防御しながら相手と向き合うことになります。
    腕を半分しか伸ばさない動作は、心に壁を作っていることを表しているのです。

腕の動きをつかって、人は知らず知らずのうちにメッセージを送っています。「こっちに来て」、「あっちに行って」、「知りません」、「あっちです」、「上です」、「下です」、「止まって」、「下がれ」、「出ていけ」・・こうしたメッセージはほとんど世界共通で、ジェスチャーとして表されるので、人種の壁を超えて伝わります。

ごく一部は特定の文化だけで通用しますが、その多くは世界共通なのです。相手の腕の動きを観察しましょう。

そしてその人の日常の腕の動きを把握しましょう。
それはその人の心の奥に隠された気持ちに気づいてあげることにつながります。


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