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効果的に褒めるには?

コミュニケーションアドバイス
相手を上手に褒めることができれば、良好な人間関係を作りやすいものです。
しかし慣れない人が頑張って褒めても、嫌味に聞こえてしまったり、「またまた〜」と受け取ってもらえず相手の心に届かなかったり・・コツを知らないとなかなか上手に褒められないものです。

相手の心に届く褒め言葉をかけるために大切なことは、「相手を知ること」です。
人それぞれ大切に思うものが違いますから、自分の価値観で相手を褒めてしまうと相手にとっては、褒め言葉と受け取れないかもしれません。

まずは相手の話をよく聞くこと、そして相手を観察することから始めてみましょう。

相手の表情、態度、持ち物、服装、他者との関わり方などをじっくり観察しましょう。
大げさに褒める必要はありません。「相手をよく見ている」ということが伝わるだけで、相手は気分良く感じるものです。

特別なことでなくても良いのです。相手をよく見て、尊敬できるきること、自分もそうでありたいと思うこと、素敵だなと思うことを探して伝えてみましょう。
例えば、他の人と比べて書類作成に時間がかかる人がいたとしても、よく見ると書類作成の過程が丁寧であったり、誤字脱字が少なかったり、言葉の選び方が洗練されていたりするものです。そんな人には、例えば「あなたの作った書類はとても見やすいね」「文章がシンプルでわかりやすいね」と声をかけてあげましょう。

上手に褒める

褒め方極意

  • 相手の言葉を使おう
    相手が人を褒める言葉は、自分が褒められたい言葉である場合が多いものです。
    相手を普段から観察して、その人が「どんな言葉」を使って人を褒めているかを観察しておきましょう。
  • 相槌で褒める
    面と向かって褒めても、「そんなことないです」と謙遜してしまう人も多いものです。
    相槌で人を褒める習慣をつけましょう。
    「へぇ〜、知らなかったなぁ」「それはすごい」「いいね〜」など相槌で相手に褒め言葉を届ける習慣を身につけましょう。
    相槌を使うことで相手を論理的に褒めるのではなく、褒められたイメージ、感覚を届けることができます。
  • 間接的に褒める1
    そこにはいない第三者を褒めて、その第三者が「〇〇さんのこと◎◎って褒めてたよ」とその第三者が褒めていたことを伝えましょう。
    第三者をはさむことで相手は褒め言葉を受け取りやすくなります。
  • 間接的に褒める2
    本人がいないところで相手を褒めましょう。
    本人のいないところで褒めていると、その褒め言葉は必ずといって良いほど相手の耳に届きます。
    直接褒めるよりも相手はその言葉を受け入れやすくなります。
    上手に褒める上司
  • T-UP法で褒める
    相手を誰か第3者に紹介する時に、相手の良いところを華やかに伝えましょう。
    多少誇張が入っていたとしても、相手は「私のことをそんな風に思ってくれていたのかぁ〜」と嬉しく思ってくれるはずです。
  • 質問で褒める
    「どうすれば○○さんみたいに行動力が持てるようになりますか?」「どうすれば○○さんのようにわかりやすく、相手が興味を持ってくれるプレゼンができるようになりますか?」といった具合に質問を使って相手を褒めましょう。
    相手は謙遜しながらも、褒め言葉を受け取ってくれます。
  • つぶやきで褒める
    例えば部下が企画書を持ってきた時、その書類を見て「面白いなぁ」とつぶやいてみます。
    面と向かって「面白いものを作ってきたね」と褒めるより、ポツリとつぶやいた方が真実味が増します。相手は本心で褒められたと感じます。
  • 繰り返し褒める
    相手のイメージに合う言葉(より伸ばして欲しい長所)を、同じ言葉を使って繰り返し褒めましょう。
    「〇〇さんは誠実だね」「誠実な○○さんは・・・」のように、会話の祭に繰り返し同じ言葉を織り交ぜて話しをしましょう。
    繰り返すことで相手の潜在意識の中にその言葉が定着し、よりそんな人間であろうとしてくれます。相手に自信を持たせることにもつながります。


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