今の気持ちをお聞かせください

初期のカウンセリングでは、ご相談者が現在抱えている不安や心配を心理カウンセラーと共有できるように、ご相談者の考え方や感じ方を心を込めて聴かせていただきます。よく「感じたままを話すと叱られるのではないか?」と心配される方がいらっしゃいますが、心理カウンセラーの仕事は物事の善悪を判断することではなく、どうすれば御相談者の心(状況、問題)が改善(解消)するかについて、ご相談者一緒に見つけることが仕事ですから、心理カウンセラーがご相談者を叱責したりすることは一切ありません。安心して感じたままをお話しください。

問題が限定されている場合や心理的背景を改善する必要のない場合は、1回のカウンセリングで気分が改善し、前向きに人生に取り組めるようになる方もいらっしゃいますその後必要であれば気分の落ち込みを改善することを目的としたカウンセリングを行います。英樹シャツ2

その後、どのような方法が相談者様に適しているかをご提案させていただきます。不安や心配に対するカウンセリングは認知行動療法を中心として行うことが効果的な場合が多いですから、認知行動療法を軸としたカウンセリングになることが多いです。

不安や心配に対する対処

ご相談者を苦しめる不安や心配の元になる考え(言葉やイメージ)を特定し、どの考えがどれぐらいの強さの不安や心配を作り出すのかを詳細に検討し、階層表(考えに1~10の段階をつける)をつくることによって、その仕組みを明らかにします。その後、不安や心配が小さくするための、現在の状況により適したな考え方を見つけたり、イメージや実体験の中で、その不安や心配をやり過ごすことができるように実験と練習を行って不安や心配に対処できる自信につなげていきます。

不安や心配に対する耐性強化

上記と平行して不安や心配に対する耐性を強くしていただくために、瞑想法や呼吸法などの心理的耐性を強化する訓練も行っていただくと良いでしょう。

不安や心配の背景の把握と見直し

不安や心配の元になる考えを作り出す社会的・個人的ルールや物事の見方の癖を見つけ出し、不安や心配が生まれにくルールや見方をカ心理ウンセラーと一緒に探して、それを定着させていきます。必要であれば、現在の不安や心配の元になっている記憶をたどって、その記憶に対しての認識を見直すことで現在の不安や心配を軽減したりします。

ご相談者によって事情が異なりますので、どういった取り組み方が一番よいのかは心理カウンセリングの中で見つけていくしかないのですが、一般的には上記のような取り組みを行なっていきます。不安や心配の程度によっては医師による薬物治療を平行して行うことが必要な場合もありますし、ご相談者によって取り組みは様々な形をとることになります。ナビゲーターである心理カウンセラーが望ましいと思われる方法をご提案していきますので、ご不安な点はお気軽にご相談ください。