「まだまだ」という心

アドバイスする女性人間の体は加齢により運動能力が低下していきます。

しかし、加齢により体力が低下してもトレーニングの内容を自分の体力・筋力に合わせていけばいつまででも続けられます。
競技の内容によっては加齢により継続することが困難なものもありますが、筋力トレーニングのように個人のレベルに合わせて調節しやすいものは基本的に何歳になっても継続することができます。

加齢により、ピークの時と比べてレベルは低下していきますが、トレーニングを継続することで低下するスピードを遅らせることは十分にできるのです。

老夫婦のウォーキング

脳に関していえば「神経線維を伸ばすことで、脳は死ぬまで成長する」という医師もいます。
脳は、思考系、伝達系、感情系、聴覚系、運動系、理解系、視覚系、記憶系の8つの「脳番地」に分類され、特に記憶系、伝達系、感情系は、中高年からでも鍛えやすいというのです。

ある医師は「脳はどんどん死ぬまで成長するんです」と言っています。
その医師によれば、加齢よって脳力が低下するのではなく、「もう年だから」と新しいことにチャレンジしなくなることが原因で衰えるのだそうです。

つまり、身体的な機能は加齢による機能レベル低下をトレーニング(日常の生活習慣も含め)で遅くすることが可能であり、脳(考え方、記憶、習慣、感情、行動パターンなどを司っている)は死ぬまで成長させることができるということになります。

脳

人間の心身の機能は、生活習慣や脳の使い方で大きく差が生まれるということです。
特に脳の機能はいつまでも成長させることができるわけですから、「もう年だから」と新しいことにチャレンジしなくなったり、変化を諦めてしまうのは、とてももったいないということになります。

変化は3年単位で考えましょう

  • 1年目:微々たる変化を積み重ねる
    変化を感じることが少なく1番大変な時期、スポーツで言えば基礎体力をつける時期)
    カメ
  • 2年目:変化への自信を積み重ねる
    大きな変化はないが、うまくことも増えて変化への希望を膨らめる時期、スポーツで言えば競技の練習を始めた時期
  • 3年目:一人でできるようになる
    大きく変化します。自分で考え、新しいチャレンジや成功を積み重ねて自信強化する時期、スポーツで言えば試合に出て活躍し始める時期
    年齢に関係なく、いつからでもどんな状態からでも取り組みによって結果を変化させられるのです。


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