ワーク21:貨物列車を眺める

ワーク20に続いてイメージワークです。
ワーク20では設定した情景をイメージできましたか?

アドバイスする女性

イメージ力もトレーニングによって向上していきます。
次第に鮮明に、そしてリアルにイメージできるようになっていきますので、慌てず、のんびり、楽しんでワークを続けてください。

イメージの中で自分の思い通りに自由に振る舞えるようになるまでイメージワークを繰り返しましょう。

イメージの内容

「ステップ1」

あなたは駅のホームにの座っています。
目の前を貨物列車が通過していきます。

貨物列車の貨車には荷物が詰まっていません。
空っぽです。

ホームを通り過ぎる貨物列車は少し速度を落として走っているので通り過ぎるのに10秒はかかります。

貨物列車

「ステップ2」

通り過ぎる貨物列車を見ながら、自分の感情に意識を向けてみましょう。
そして出てきた感情を貨車の中に投げ込んでしまいましょう。

あなたの感情を積見込んだ貨物列車は汽笛を鳴らしながらスピードを上げて走り去っていきます。

「ステップ3」

列車が走り去ったら、また感情に意識を向けましょう。
感情が湧き上がってくると次の貨物列車がやってきます。

あなたは、また空っぽの貨車の中に感情を投げ込みます。
あなたの感情を積み込んだ貨物列車が、汽笛を鳴らしながら走り去っていくのを見守ります。

ステップ1〜3を繰り返しましょう。

「例」

「貨物列車って駅を通り過ぎる時は結構ゆっくり走ってるなぁ〜」・・「貨車は空っぽだし、あの中へこのイライラした感情を投げ込んでやれ!!」・・イライラした感情をお腹の中からつかみ出して空っぽの貨車の中に放り込む・・列車が汽笛を鳴らして通り過ぎていく・・・「あれっイライラした気持ちが減ったら、今度は悲しくなってきたぞ」・・・「あっまた貨物列車だ」・・・「今度はこの悲しさを貨車の中に投げ込んでやる」・・・悲しみが溢れ出している胸の奥から悲しみをつかみ出して空っぽの貨車の中に放り込む・・・

感情を感じる場所からその感情をつかみ出して、通過する貨物列車の貨車にポーンと投げ込むみましょう。
マインドフルネスのワークなので感情を弱める事が目的ではありませんが、繰り返し感情を貨車に投げ込んでいるうちに、その感情が弱くなる事が多いようです。


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