相手の考えを理解するために

情動体験してますか?

より深く、より親密な人間関係作るためには相手の「考えていること」「感情」「価値観」「状況や立場」など相手の個人的な状態を理解することが必要です。そのためには、それらを想像できなければなりません。自分以外の人間の個人的な状態を想像できるようになるためには、泣いたり、笑ったり、怒ったりする「情動体験」を繰り返し、積み重ねる経験が必要です。

情動体験を積み重ねることで相手の気持ちを想像し、相手にの立場に立って思いやる力が養われていきます。実際の人間関係や小説、映画などに触れることで情動体験をすることができます。相手の考えていることを理解するのが苦手な人は、成長する過程で人との関係が少なかったり、情動体験をする環境やチャンスがなかったことが原因のひとつだと考えられます。

相手の考えを理解するのが苦手な人へ

気づき・ひらめき

相手の考えていることを理解するのが苦手なら、

  • 映画や小説などを見る時間を積極的にとるようにしましょう。
    アクション物とかではなく人と人が触れ合ったり、喧嘩したり、憎しみあったり・・情動体験がいっぱい詰まった物を選ぶと良いでしょう。
  • 会話する時、顔を上げて相手の表情を見るようにしましょう。
    脳には顔を認識するためだけの細胞があります。(相手を識別できるのはこの細胞のおかげです。)
    相手の顔を見ながら話すことでこの細胞が発達し、相手の変化に気づくことが上手になります。
    相手の変化に気づくことができるようになれば、そこから色々なことを感じ取る力が生まれてきます。
  • 「なぜそう思うのか?」「なぜそう感じるのか?」を聞いてみましょう。
    相手がそう思ったり、そう感じたりするのは、自分とは違う経験をして自分とは違う考え方や価値観を持っているからです。
    相手の考えを判断したり、批判しないようにして相手に聞いてみましょう。