人間関係を深めるコツ4

初対面の失敗の影響

第一印象はとても重要なのですが、初対面の時、たまたま体調が悪かったり、緊張してしまったり・・何かのハプニングが起きてしまって、あまり良い印象を与えられないこともあるものです。
次に会った時、初対面で相手に良い印象を与えられなかったことが頭に残っていて緊張したり、初対面の印象で相手に判断されてしまったと怯えることで自分が出せなくなって、しなくても良い失敗をしてしまう人も多いものです。

初対面で失敗しても失敗は取り戻せる!

第一印象で悪い印象を与えてしまったら、その人と良好な人間関係を作れなくなってしまうのでしょうか?
大丈夫です。失敗は取り戻せます。人は何度も会っていると相手に親しみを感じやすくなる傾向があるからです。(単純接触効果)繰り返し顔を合わせていると、最初に与えてしまった「良くない印象」は帳消しにできるのです。

ただし、「単純に顔を合わせる回数を増やせば良いのか?」と言えばそうではありません。最初の印象は後々までその人の言動の判断材料になってしまうので(初頭効果)、最初に会った時と同じ様な印象を何度も与えてしまうと、その印象が強化されてしまいます。

基本的には新しい情報の方が古い情報よりも強い印象を与えるので(親近性効果)、最初に会った時と違う印象を与えることができれば、相手がもってしまった初対面のイメージを変化させることができます。

気づき・ひらめき

初対面で失敗してしまった時はその時のことをさっさと忘れて、初対面の時と全く違う印象を相手に与え続ければ良いのです。そうすることで初対面で定着してしまったイメージを、その後の新しいイメージで上書きしてしまうことができるのです。