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弁証法的行動療法の具体的手続き6

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弁証法的行動療法とは

弁証法的行動療法(Dialectical Behavior Therapy:DBT)は、マーシャ・リネハンによってに開発された境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder:BPD)の代表的診断指標になっている自殺行動(リストカットetc)などの意図的、自己破壊的な問題行動に対て有効性の実証された認知行動療法的技法です。
注目・注意(小)DBTは自殺類似行動だけでなく、抑うつ、不安、怒り、解離など社会的適応問題に対しても効果が高い技法です。
自殺行動の再発率の減少、対人関係の改善など長期的効果があることが報告されています。

また、近年ではBPDだけでなく摂食障害、心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic Stress Disorder:PTSD)などにも用いられることが増えています。

DBTの手続き

  1. 個人外来
  2. 集団によるスキルトレーニング
  3. 電話相談
  4. チームコンサルテーション

の4つの手続きで構成されています。

集団によるスキルトレーニング

グループ集団によるスキルトレーニングでは、良好な対人関係や自己調節などの能力を高めるために

  1. マインドフルネススキル
  2. 対人関係スキル
  3. 感情調節スキル
  4. ストレス耐性向上スキル

の4つのスキルをトレーニングします。

ストレス耐性向上スキル

短期的なストレスに耐えるために「問題対処スキル」と長期的なストレスに耐えるために「現実を受け入れるスキル」のトレーニングをします。
ネガティブな感情をなくしたり、押さえ込んだりするのではなく、その時のネガティブな思考や行動に気づいて、それを受け入れられるようになることを目指します。

ストレス状況に早く気づいて、それを受け入れることができることが、ストレス耐性を向上することにつながるからです。
トレーニングの中で、生きているとストレスを感じるものであって、ストレスを完全になくすことは不可能でなので、事実を受け入れて、問題(状況)に自分で対処し、変えていくスキルを向上させることが重要だということを伝えていきます。

  • ストレスを生み出す刺激(ストレッサー)に接する場面を触を減らしたり、注意をそらす
  • 自分を元気付け、優しくする
    ネガティブな経験をポジティブな体験にリフレーミングして、心の状態を改善する
  • 行動の見直しや短所について捉え直す

などについてトレーニングしていきます。

ストレスを感じる男性

ストレスへの対処スキルを向上します


「ストレス耐性向上スキル」

  • ACCEPTS
    辛いことから離れるActivities
    スポーツしたり、お茶を飲んだりしてなんらかの活動をする
    Contributing
    ボランティアなどをして社会に貢献する

    Comparisons
    自分と他人を比較してみる
    Emotion
    本を読んだり、好きな音楽を聴いて感情を変える

    Pushing Away
    しばらく苦痛なことを棚上げにしておく
    Thoughts
    数字を数えたりして何かに没頭してみる

    Sensations
    氷を握り締めたりして感覚に集中する

  • IMPROVE
    「今」の価値を高めるためのスキルImagery
    リラックスできるシーンをイメージする
    Meaning
    ストレスの中から意味や価値を見い出す

    Prayer
    神や仏に心を委ねてみる
    Relaxation
    筋肉を弛緩したり、身体のマッサージをしてみる

    One Thing at a Time
    今していることに注意を集中させる、
    Vacation
    期間を決めて休息をとる

    Encouragement
    自分を励ます

「現実を受け入れるためのスキル」として「マインドフルネススキル」が持ちいられます。

  • 呼吸を観察するマインドフルネス
  • 自己知覚のためのマインドフルネス
  • 笑みのスキル

などを通して、現実のストレスを受け入れられるようにトレーニングしていきます。



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