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弁証法的行動療法の具体的手続き5

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弁証法的行動療法とは

弁証法的行動療法(Dialectical Behavior Therapy:DBT)は、マーシャ・リネハンによってに開発された境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder:BPD)の代表的診断指標になっている自殺行動(リストカットetc)などの意図的、自己破壊的な問題行動に対て有効性の実証された認知行動療法的技法です。
注目・注意(小)DBTは自殺類似行動だけでなく、抑うつ、不安、怒り、解離など社会的適応問題に対しても効果が高い技法です。
自殺行動の再発率の減少、対人関係の改善など長期的効果があることが報告されています。

また、近年ではBPDだけでなく摂食障害、心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic Stress Disorder:PTSD)などにも用いられることが増えています。

DBTの手続き

  1. 個人外来
  2. 集団によるスキルトレーニング
  3. 電話相談
  4. チームコンサルテーション

の4つの手続きで構成されています。

集団によるスキルトレーニング

グループ集団によるスキルトレーニングでは、良好な対人関係や自己調節などの能力を高めるために

  1. マインドフルネススキル
  2. 対人関係スキル
  3. 感情調節スキル
  4. ストレス耐性向上スキル

の4つのスキルをトレーニングします。

感情調節スキル

感情の調整がとても苦手な人がいます。
感情をうまく調節できないと様々な問題を生じてしまいます。

感情調節スキルというと、ネガティブな感情を抑えこむことができることだと考える人もいますが、感情調整スキルではネガティブな感情を抑え込むのではなく、自分の感情を感じ取り、その変化に気づいて名前をつけ、(ラベリング)その感情を受け止めてポジティブな感情に変化させていスキルでです。


具体的には、感情の本質、機能、生まれ方などを論理的に理解した上で、できるだけ多くのポジティブな体験ができるようにしていきます。
ポジティブな感情に意識を向けることでポジティブな感情を強化し、ネガティブな感情を弱化させていきます。キーワードとして

ABC Please

  • Accumulate Positive Emotion:肯定的な感情を積み重ねる
  • Build Mastery:統制力を養う
  • Cope HEAD Of Time With Emotional Situations:感情的な状況になる前に対処する
  • Treat Physical Illness:身体疾患の治療をする
  • Balance Eating:バランスのよい食事を取る
  • Avoid Mood-Altering Drugs:違法薬は避ける
  • Balance Sleep:バランスの良い睡眠をとる
  • Get Exercise:運動をする

を使います。

また、現在のネガティブな感情にとらわれないで、その拮抗する態度や行動をとることでポジティブな感情に変化させていくスキルとして

「Opposite Action」(感情とは反対の行動をとる:怒りを感じているが、微笑んでみるなど)

などに取り組みます。

Opposite Actionは生まれた感情が強すぎて過剰に反応した場合のみ実施します。
もし、感情の強度が適正な場合は問題解決法を使って感情の強度を調節します。



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