アクティベーションスキルの基盤セルフカレッジ7

「好きになる」というアクティベーションスキル

フルネス・ステートになるためには「好き」という感情が必要です。好きと言う感情はフルネス・ステートの代表的な感情です。

嫌なことをひたすら我慢してやり続けるとセルフイメージはドンドン小さくなっていってしまいます。大好きなことをしているとセルフイメージがドンドン大きくなってフルネスなっていきます。

「好き」という感情を大事することがセルフイメージを大きくなるのでフルネス・ステートに入りやすくなっていくということです。

好きの価値

フルネス・ステートに自分を導き、それを維持したいなら「好きになる」というスキルを磨いて、できるだけたくさん「好き」という感情を感じられるようになっていくことが大切です。

好きなことばかりしていて良いの?

好きなことをばかりして生活ができるの? 我慢することが大切じゃないの?

と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?あるいは周囲の人から言われてしまうかもしれません。それは好きなことを「し続ける」ということはが難しいものだからです。好きなことを続けていると、それが実績を産む前にやめてしまうことが多いからです。なぜなら「好きな事」と「得意な事」が一致しないことも多いからです。☆勉強が好き → 成績が悪い → 評価されない ☆スポーツが好き → 運動音痴 → 評価されないといった具合です。

評価されないことが続くと好きだと思えなくなってしまうので、好きなことより得意なこと評価されることを選んでしまうようになっていきます。しかし得意なことを選択するようになるとアンフルネスに陥りやすくなっていってしまいます。

なぜなら、得意なことばかり選んでいると、評価されたり他者に勝てた時しかフルネスになれないからです。望んだ結果を得られなかった時に、これまでの努力が無駄なものに感じてしまうのです。後悔し自分を責めてアンフルネス・ステートの中に一気にはまり込んでしまうのです。

思考を選択して好きになる

人には「得意」なことを「好き」だと感じやすい傾向があるのです。「好き」という感情を大切にして好きなことをやっていれば、勝っても負けても(もちろん負ければ落ち込むでしょうが・・)心をフルネスに保ちやすくなります。大好きなことをしていれば結果が伴わなかったときでも「楽しい」「嬉しい」「ドキドキする」「ワクワクする」というフルネスに必要な感情を十分に感じているので、後悔や自責、落ち込みといったアンフルネスにつながる感情を感じても、すぐに心の帳尻を合わせることができからです。

以下のことについて考えてみてください。
  • 自分が好きなものはハッキリとしていますか?
  • 人からの評価や結果ばかり気にしていませんか?
  • 望んだ結果が得られなかったとしても、それをすることでフルネスな感覚を得られると思いますか?
  • 普段から好きなことについて考えたり、触れたりする時間を大事にしていますか?
  • 好きなことをする喜びを誰かと「シェア」していますか?

「好き」をたくさん経験するためには「好き」を増やすスキルが必要です。

同じ状況になったり、出来事があっても、同じ人と接しても、欠点、悪い所、損したことなどのネガティブな側面を探す癖を持っていると「嫌い」の感情がドンドン増えていってしまいます。しかしネガティブな側面とポジティブな側面は必ずセットになっていますので、「好き」という感情を沢山味わうためには、「ポジティブな側面に意識が向ける」アクティベーションスキルを向上させていくことが大切です。

正負の法則

正負の法則とは良いことと悪いこと、長所と短所は必ずセットになっているという法則です。

結婚
  • ネガティブな側面
    結婚する前は自由にお金を使えていたのに、お小遣い制になって自由に買い物ができない
  • ポジティブな側面
    家に帰ると明かりがついている。毎朝大好きな妻の笑顔が見れる。
優柔不断
  • ネガティブな側面
    行動が遅い、決断できない
  • ポジティブな側面
    人の気持ちを良く考える、慎重

「ポジティブな側面に意識が向ける」アクティベーションスキルが高くなれば、ネガティブな側面を見つけても、自分の意志でポジティブな側面に目を向けるという選択ができるので、「好き」を感じる機会を増加させ、セルフイメージをドンドン大きくしていけるようになります。ネガティブな側面ばかりを見ると、「嫌い」の感情が生まれてしまいます。ネガティブな側面を1つみつけたらポジティブな側面を2つ〜3つは探す習慣を身につけましょう。

ポジティブな側面をたくさん見つけて、「好き」という感情を感じる感覚回路が鍛えられると「好き」という感情が生まれやすくなっていきます。結果的に自分をフルネスに導くセルフカレッジ力が高くなり、フルネス・ステートを常態化していくことにつながっていきます。

大切にしたいこと、好きなことをリストアップしましょう!
例)仕事の「好き」をリストアップ
1人でオフィスに残っているのが好き、仲間とビジョンをシェアするのが好き など