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認知行動療法とアセスメント4

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アセスメント

相談者の問題を効果的に緩和し、解決に導くためのサポートをするためには、相談者がどんな問題を抱えているかを正確に理解して、相談者とその理解を共有していることが必要です。
症状や問題の一部にとらわれてしまうと、向き合わなければならない重大な問題が他にあることを見逃してしまうことになるかもしれないからです。

ポイント問題を正確に理解し、相談者とそれを共有するために、問題の維持・増悪している悪循環を書き出し整理する手続きをアセスメントと呼んでいます。
このアセスメントが適切に行われていることがカウンセリングの効果を大きく左右するため、初期の段階からアセスメントを慎重かつ丁寧に行い、カウンセリングの度に確認しながら、より正確で具体的にしていくことが大切です。

アセスメント情報の整理方法

認知行動療法のアセスメントでは、

  1. 多面的アセスメント
    問題や悩み、症状を多面的に評価分析するアセスメント
  2. 背景要因アセスメント
    問題や悩み、症状の維持・悪化に影響を与えている可能性のある様々な背景に存在する要因明確にするアセスメント
  3. 機能的アセスメント
    問題を維持、増悪する要素(環境、感情、認知、行動、身体)の関連性を明確にするアセスメント

という3つの観点からアセスメントの情報を整理して、問題、悩み、症状への理解を深めていきます。

考えてみよう!

ひとつひとつ丁寧に

機能分析的アセスメント

自分の悩みや問題を生み出していると考えられることについて情報と、背景要因の情報がどう関連しているかを推測しながら、問題の形成・維持・悪化のプロセスを整理し外在化(整理して書き出す事)していくことを機能的アセスメントといいます。

どんな上状況で、(自分の)どんな特徴が影響してどんな状態になる事で、どんな生活上の問題が生まれているのか明確にしていきます。

この時大切なことは、生活上の問題を具体的に取り上げながら整理していくことです。
その問題が、いつ、どんなきっかけで、どんな風に(現れ方や持続時間中の周囲の反応がどう影響しているか)、その問題によってどんな経験(結果)をしているのかを丁寧に整理していくことで、どんな対応を行えば良いのかについての具体策を考えだすことができます。

機能分析的アセスメントは、問題が生じる過程で起こる具体的な出来事を一つづつ丁寧に取り上げながら、環境要因と個人的要因の影響性を考えて合わせて、問題の形成・維持・悪化についての仮説を立てていきます。
この仮説は、当面の間、問題についての理解や対策をたてる時の基盤です。(自分で行うことが難しい場合は、カウンセラーなど専門家の支援を受けると良いでしょう)この仮説は、固定的・絶対的なものではなく、その後の情報収集や、仮説に基づく対策への取り組みの成果を評価をしながら修正しながら、より正確なものへと近づけていくことが必要です。

検証と仮説の繰り返し

検証と仮説の繰り返し

このような仮説←→検証の繰り返しが認知行動療法のアセスメントの基本で、問題の形成・維持・悪化のプロセスを的確に把握するための唯一の方法です。
仮説←→検証を繰り返していくことが認知行動療法では問題の解決、緩和するための基本的取り組みとなっていきます。



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