スキーマの傾向を見つけるための質問用紙

下の質問に答えて、自分のスキーマの傾向を調べてみましょう。(スキーマとは自分の中にある根本的価値観のことです)

下の121の文章を、どの程度信じられますか?
直観的に評価して1~4の数字を書き込んでみてください。

全然信じていない=0 少し信じている=1 中程度に信じている=2
かなり信じている=3 完全に信じている=4

例 この世は危険なところだ (数字を記入してください)
1.私は仕事や社交のような社会的な場においては不器用である。私は社会的に望ましくない人間である。   
2.世の人々は潜在的に他人に対して批判的で、冷淡である。他人は私の自尊心を傷つけ、拒絶する存在である。   
3.私は不快な感情に耐えられない。  
4.もし誰かと親しくなると「本当」の私が発見され、相手に拒絶されてしまうだろう。  
5.自分が劣っていてちゃんとしていないことが明らかになるのは耐えられない。  
6.どんな犠牲を払っても不快な状況を避けなければならない。  
7.不快なことを感じたり考えたりした場合は、すぐにそれを忘れてしまうか、何か別のことで気を紛らわせるのが良い。(たとえば別のことを考える、酒を飲む、薬を飲む、テレビを見るなど)  
8.人の注目を浴びるような状況は避けた方がよい。  
9.不快感はいったん生じたらどんどんエスカレートし、抑制が効かなくなるだろう。  
10.誰かが私のことを批判するなら、その人のいっている事は正しいに違いない  
11.何かをして失敗するなら、初めから何もしない方が良い。  
12.問題については考えなければ良い。そうすれば何もする必要がないのだから。  
14.問題を無視してしまえば、その問題はなくなるだろう。  
15.私はひどく困っている。ゆえに私は弱い人間である。  
16.私は常に誰かにそばにいてもらう必要がある。それは、私がやるべきことを実行できるように手助けしてくれる人、何か悪い事が起きたときに助けてくれる人である。  
17.私を助けてくれるような人は愛情深く、親切な人に違いない。当人が望んで私を助けてくれるなら、その事でその人も自信を持つことができるだろう。  
18.「自分自身の力でやれ」と言われても、私には何もできない。  
19.自分よりも強い人と愛情で結ばれないと、私は孤独に陥ってしまう。  
20.見捨てられる事以上に最悪なことなどない。  
21.幸せであるためには常に愛されていなければならない。  
22.私を助けたり、支えたりしてくれる人を怒らせるようなことは、一切してはいけない。  
23.私を助けたり、支えたりしてくれる人の好意を損なわないために、私はその人たちに従わなければならない。  
24.私は、私を助けたり支えたりしてくれる人たちと、いつも親しくしていなければならない。  
25.私は他人とできるだけ親密になれるよう努めるべきである。  
26.私は自分自身で判断する事ができない。  
27.私は他の人たちのようにうまく物事に対処できない。  
28.私が判断するのを助けてくれる人、私が何をすべきか教えてくれる人、そのような人が私には必要である。  
29.自己満足なら私にもできる。しかし目標を達成するためには、他人の助けが必要である。  
30.自尊心を保つために私ができることは、間接的な自己主張だけである。例えば、指示された事をそのとおりにやらないというようなことである。  
31.私は誰かと愛情で結ばれていたいと思う。しかし、その代償として相手に支配されるのは嫌だ。  
32.権威者たちは往々にしてでしゃばりで、要求がましい。そして干渉的で、他人をコントロールしたがる。  
33.権威者たちの支配に対しては、抵抗しなければならない。同時に私は。権威者たちからの承認や賞賛を受け続ける必要がある。  
34.他人にコントロールされたり、支配されたりするのは耐えられない。  
35.私は自分なりの方法で物事を行っていくべきだ。  
36.期限を守ったり、要求に応じたり、ルールに従ったりすると、私のプライドや自尊心は損なわれてしまうだろう。  
37.他人の望むルールに従うと、自分の行動の自由は妨げられてしまう。  
38.怒りを直接表すのは止めるべきだ。むしろルールに従わない事を通じて自分の不快感を表明する方が良い。  
   
39.自分にとって何が最良であるかは自分が一番良く知っている。何をするべきか、他人にとやかく言われる筋合いはない。  
40.ルールというのは独断的なものであり、私を息苦しくさせる。  
41.人は他人に対してやたら要求がましくなりがちである。  
42.相手があまり威張り散らしているように思われるとき、私にはその人の要求を無視する権利がある。  
43.私は自分自身や他の人たちに対して、十分責任を果たす事ができる。  
44.物事をちゃんとやり遂げたかどうかは、私が自分自身で判断するべきだ。  
45.他の人たちはとにかくいい加減で、無責任になりがちである。そして、わがままで、無能である。  
46.何事も完璧にやり遂げることが重要である。  
47.的確に物事を進めるためには、秩序、システム、ルールが必要である。  
48.秩序がないと、全て崩壊するだろう。  
49.何かをする上で少しでも欠点や欠陥があれば、それは破壊的な結果を招きかねない。  
50.常に最高水準を固守していくことが必要である。さもないと物事は失敗に終わってしまうだろう。  
51.自分の感情は完全にコントロールしなければならない。  
52.他の人も私のように物事を遂行すべきである。  
53.最高水準で仕事を遂行しなければ、私は失敗するだろう。  
54.欠点や欠陥や間違いは耐え難い。  
55.些事にこだわることが極めて重要である。  
56.私のやり方こそが最高であるはずだ。  
57.自分自身に対しても警戒を怠ってはならない。  
58.力やずるがしこさこそが物事を成し遂げるための最高の手段である。  
59.私たちは弱肉強食の世界に暮らしており、強者だけが生き残っていけるのだ。  
60.自分から先制攻撃をしなければ、相手にやられてしまう。  
61.約束を守ったり、恩義を重んじたりすることは、大して重要ではない。  
62.ばれなければ、嘘をついたり、騙したりしてもかまわない。  
63.私はこれまで不当な扱いを受けてきた。だからこれからは、どんな手を使っても自分の正当な取り分を手に入れる資格がある。  
64.他の人たちは弱い。騙されて当然である。  
65.私の方から相手を押しのけないと、逆に自分がやられてしまう。  
66.ばれずにうまくやりとおせるなら、何でもやってみた方が良い。  
67.他人が私のことをどう思おうが、それは大した問題ではない。  
68.手に入れたいものがあれば、手段をえらばずに何でもやってそれを手に入れるべきである。  
69.私は物事をうまくやり通せる。悪い結果など心配する必要はない。  
70.もし、人が自分自身の面倒をみられないとしても、それはその人の問題である。私の知った事ではない。  
71.私は特別な人間である。  
72.私はとても優れているので、特別な扱いや特権を受ける権利が当然ある。  
73.他の人に適用されているルールでも、私はそのようなものに縛られる必要がない。  
74.人から認められたり賞賛されたり、感心されたりすることは、大変重要である。  
75.私の立場を尊重しないような人間は罰せられるべきである。  
76.他の人たちは私の要求を満足させるべきである。  
77.私という人間がどれほど特別であるか、他の人は認めるべきである。  
78.私がしかるべき敬意を表されなかったら、あるいは手にしてしかるべきものが私の手に入らなかったら、それは耐え難い事である。  
79.分不相応な賞賛や富を手に入れている人がいる。  
80.他の人には私を批判する権利はない。  
81.誰の要求も私自身の要求の妨げとなってはならない。  
82.私には才能がある。したがって私のすることが滞りなく進んでいくよう、他の人は道を譲ってでも私に便宜を図るべきである。  
83.私のことは、私と同じくらいに利口な人にしか理解できないだろう。  
84.私は素晴らしい成果を手に入れるだろう。私には、その十分な資格がある。  
85.私は刺激的でとても面白い人間だ。  
86.他の人たちに注目されないと、私は幸せになれない。  
87.人を楽しませたり、感動させたりしないと、私はつまらない人間という事になってしまう。  
88.常に皆の関心を引かなければならない。さもないと人にすかれる事などできない。  
89.欲しいものを手に入れるため、私は人を感嘆させたり、楽しませたりする。  
90.私に対してポジティブな反応を示してくれないような人は不愉快だ。  
91.私のことを無視するなど、とんでもないことだ。  
92.私は注目の的でなければならない。  
93.物事を徹底的に考えるなんて事は煩わしいし、そんな事をする必要はない。なぜなら私は「本能的な」感情でやっていけるからだ。  
94.楽しませてさえいれば、相手は私の弱さに気づかないだろう。  
95.退屈には耐えられない。  
96.何かしたくなったら、どんどん実行すべきである。  
97.極端な方法で行動すれば、人は私に関心を払ってくれるだろう。  
98.合理的な思考や計画よりも、感情や直感の方がはるかに重要である。  
99.他の人たちが私のことをどう考えようとかまわない。  
100.私にとって重要なのは、自由である事、そして他人から独立している事である。  
101.他の人たちと一緒に過ごすよりも、自分ひとりで何かをする方が楽しい。  
102.ほとんどの場合、私は他人に頬っておいてもらいたい。  
103.自分が何をするかを決める際に、他人の影響は受けない。  
104.他の人との親密な関係は私にとっては重要ではない。  
105.自分自身の基準や目標は自分で決める。  
106.私にとっては人と親しくなるより、自分プライバシーの方がはるかに重要である。  
107.他人がどう思おうが、私にはどうでもよいことだ。  
108.私は誰の助けもなしに、自分自身で物事を処理できる。  
109.他人と一緒にいて「行き詰った」ように感じるより、一人でいるほうが良い。  
110.他人を信頼して秘密など打ち明けるべきではない。  
111.自分が巻き添えにならない限り、自分自身の目的のために他人を利用してもかまわない。  
112.人間関係とは厄介で、自由を妨げるものである。  
113.私は他人を信用できない。  
114.他の人たちは何か隠れた動機を持っている。  
115.警戒を怠ると、他人に利用され、巧みに操られてしまうだろう。  
116.私は絶えず警戒している必要がある。  
117.しばしば人はわざと私を煩わせようとする。  
118.もし他人に「こいつはカモにできる奴だ」と思われたら私はひどい目に遭うことになるだろう。  
119.他人が私について何か気づいたら、それを利用して私を攻撃してくるだろう。  
120.人が言う事と、意味する事が違うのは良くある事だ。  
121.親しい人でも私を裏切ったり、誠実でなくなったりすることは、ありうる事である。  

性質            得点
回避性  該当項目1-14 =
依存性  該当項目15-28 =
受動性
攻撃性  該当項目29-42 =
強迫性  該当項目43-56 =
反社会性 該当項目57-70 =
自己愛性 該当項目71-84 =
演技性  該当項目85-98 =
分裂性  該当項目99-112=
妄想性  該当項目113-121=

各項目の合計点が得点になります。得点が高いスキーマの傾向が強く、そのスキーマが活性化することでネガティブな感情にとらわれやすくなります。