人は心配することで未来に起こるかもしれない望ましくない事態を避けたり、備えたり、生じた問題の解決などへのアクションを起こします。
心配することで事態を望ましい方向へと導く具体的な行動を起こそうとするのです。
カウンセリングのポイント

しかし、全ての心配がそうた役割を果たすわけではなく心配し過ぎることで事態をさらに悪化させてしまうこともあります
そのような場合、心配することで生れる利益と不利益について公平に検討することが役に立ちます。

その心配が自分にとって有効に働いているのか、事態を悪化させているのかを論理的に検討してみましょう。
書き出すことで、冷静に分析し自分の心配の傾向を理解しやすくなります。。

以下の質問に答えてみてください!

  • その心配には、どんな利益と不利益がありますか?
  • もし心配しないとしたら、どんな結果になると思いますか?

自分でそうしたいと思って心配しているわけではないので、損益について考えても無駄だと感じる人もいるでしょう。
しかし、自分が心配することで生じる出来事を検討することで、何が起きるかを具体的にイメージすることができるのです。

人は、これまでの人生で

  • いつの間にか出来上がった
  • 自分の意志で選択したのではない

信念やルールに従って自動的に心配をしていますが、意識して自分がどんな心配をしているかを考えることで、心配について論理的に検討できるようになっていきます。

「心配することの損益を考えるシート」の記入例

認知行動療法-心配について損益を分析する

認知行動療法で使用する「心配について損益を分析する」の記入例

40:心配することの損益を考えるシートのダウンロード

こんな人は・・

また、心配を減らす事によって、責任感や用心深さが低下するのは望ましくないと感じる人もいるでしょう。
損益分岐することで、心配した場合としなかった場合の結果の変化を具体的に検討することで、その信念がどれほど有効に働いているかを検討してみてください。

また、人は使ったところが強くなり、使わないと弱くなりますので、心配する機会が減ることでそこから生まれる不安やイライラといったネガティブな感情の強度も低下し、ネガティブな感情に振り回されることも亡くなっていくでしょう。

有効に働く心配だけに的を絞ることができるようになると、穏やかに過ごせる時間が飛躍的に増えるでしょう。
増えた時間を有効に活用して、より豊かな毎日を過ごしてください。