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カウンセリングの予備知識・・防衛機制(補償・代償)

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防衛機制とその機能

防衛機制とは「心の安定をはかるための自我による無意識的な防衛」です。
防衛機制には、抑圧、昇華、投影、退行など様々なものがありますが、自分を守るために無意識のうちに行われます。

自分で理解できないような感情や衝動が起こるのは、防衛機制によって、無意識のうちに行っている心の操作の副作用かもしれません。
どんなものがあるのかを理解し対策を考えていきましょう。

補償・代償

  • ある劣等感を持っている事に対して、他の事柄で優位に立つことで、その劣等感を補おうとすること。
  • ある事柄に罪悪感を感じている時、罪悪感をごまかすために何かの行動で補おうとすること

カウンセリングのポイント

  • スポーツが苦手だから、勉強でがんばろう
  • 目が小さいから、華やかに見えるように明るい色の服を着るの

劣等感を感じている事に対して、他の事で優位に立とう、補おうとすることを補償と呼びます。
とても素晴らしいことに感じますが、これにはプラスの面とマイナスの面があます。

その劣等感が動機付けとなって、別の事に対してより積極的な行動に移る場合には自分自身の成長に繋がっていきます。
自分の短所を自覚し、自分から何かを始めた事をやり遂げ、経験として身につけて自信を付ける・・・これがプラスの面です。

しかし、

  • 人に嫌われやすいから、人を力で支配してやろう
  • ルックスが良くないから、自分の気持ちはどうでもいいの!私を好きになってくれれば・・・

などは、劣等感や不満が成長や経験につながらないマイナスな面だと言えるでしょう。

その他、自分の親や兄弟を対象として劣等感を感じると、「おふくろの背が低いから、俺も背が低いんだ」と考えることで親に対して憎しみを抱いたりして、親子のコミュニケーションを取らなくなり、心の中で「親は居ないんだ」と考えてしまうようになること・・劣等感を憎しみや孤立で補うような行動もありえます。
カウンセリング・補償・代償

もう一つ、補償行動に出るケースとしては、「罪悪感」に起因する場合があります。

  • 浮気してから、急にケーキを買ってきたり、家事を手伝ったり、優しくなった

これも、別の形で補おうという行動ですが、補償行動として、次のような態度にでることがあります。

  • 自分を正当化する
  • 自分を責める
  • 他に対して攻撃的になる
  • 逃避する
  • 癒着/依存して

罪悪感を感じても、自分を受け入れ、許し、学び、癒していかなくてはいけませんが、罪悪感を感じていると心を守るためにこのような行動をとってしまうのです。

こうした傾向が強すぎる場合は・・

多かれ少なかれ人は補償・代償を行いながら生きているものですが、マイナスな面を多用していると感じている場合は、「短所のリフレーミング」を練習したり、「失敗や間違い」についての定義を見直してみると良いでしょう。

『短所のリフレーミング』

短所と長所は必ずセットになっていますから、以下を参考に、自分の短所とセットになっている長所を探してみましょう。

『ディズニーのキャラクターくまのプーさん』

くまのぷーさんは、いつもハチミツを探して、食いしん坊、そしてノロマな感じがします。そんなプーサンについて「魅力は何ですか?」こんな質問をすると、「癒し系、平和、優しそう、おだやか・・・」と答える人が多いようです。

その人たちに、もし、「プーさんがウッドペッカーみたいに素早く動けたら、どう思う?」と聞くと、ほとんどの人が、こう答えます。「可愛くない、癒されない、平和じゃない・・・」

つまり、「ノロマ」(短所)な感じと「癒し系、平和、優しそう、おだやか・・・」(長所)はセットになっていて、短所が消えると、長所も消えてしまうということなのです。

短所と感じていることとセットになっている長所をみつける練習をして上手になれば、長所と短所の両方を公平に見て、自分がどうありたいかを考え、短所を受け入れるか、克服するかを選べるようになるでしょう。

『失敗・間違いの再定義』

  • 失敗はしてはいけない  ⇒ 失敗することから学べるものがある
  • 失敗すると立ち直れない ⇒ 成功者はみんな失敗している
  • 間違うやつは愚かだ   ⇒ 間違いは誰にでもある。繰り返さないようにする工夫が大切だ

失敗や間違いについての定義は人それぞれ異なるものです。
失敗や間違いがどうしても受け入れられない場合、その定義についてカウンセラーなどの第3者を交えて検討してみると良いでしょう。